キャセイパシフィック航空は、2019年8月の搭乗実績を発表し、逃亡犯条例のデモを巡るデモの影響でインバウンド旅客が前年比38%減少したことを発表しました。
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また、アウトバンド旅客においても影響が出ており前年比12%減という数字になっています。
8月に激化したデモにより同社従業員が香港警察の旅程を漏洩させたことや、デモに参加したパイロットが暴行罪で起訴されるなどしたことから、安全を確保するする目的として中国民用航空局が、逃亡犯条例の改正に伴うデモに参加した運航乗務員(パイロット・客室乗務員)による中国領空への運航を今後認めないと方針をキャセイ側へ通告し、その後一連の責任をとる形でRupert Hogg CEOとPaul Loo COOが辞任するなど、社内でも大きな混乱がありました。
10月末からはじまる冬ダイヤでは、当初の計画よりも運航便数を削減する方向で調整を進めるとしていますが、今後新機材に導入する予定の機内サービスなど自社のブランド力から中長期的には楽観視しているとしています。
同社にとって日本線は主要市場の一つで運航規模も大きいことから、冬ダイヤにおいて減便対象となることも考えられます。
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