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ベトナム航空のB787-9型機があわや胴体着陸 着陸1分前に管制官が車輪が出ていない事に気付きゴーアラウンドを実施

2019年9月19日、ベトナム航空のホーチミン発メルボルン行きVN781便において、管制官がメルボルン空港着陸1分前に同機の車輪(着陸装置)が出ていないことに気付き、忠告後ゴーアラウンドするトラブルが発生しました。

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午前8時、同機が着陸1分前の675フィートとなった時点で管制官が目視でランディングギアが出ていないことに気付き、同機に忠告を行い同機はゴーアラウンドを実施し5,000フィートまで上昇しました。その後空港を一周する形で午前8時30分に無事メルボルン空港に着陸しましたが、あわや胴体着陸となる寸前でした。

オーストラリアの運輸安全委員会は、今回のトラブルを調査対象に認定しており、今後ボイスレコーダーやパイロットからの聞き取りを行い原因の解明にあたる予定となっています。

通常、着陸時にランディングギアが出ていない場合、パイロットへ複数警告で知らせる仕組みであることから、システムが正常に稼働していた場合、パイロットは警告を受けていたと予想されます。なお、機材は機齢3年となります。
参考記事:The Sydney Morning Herald
画像引用:Vietnam Airlines

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