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バンコク/ドンムアン空港の混雑が深刻化 政府はワイドボディ機による運航を期待

バンコク/ドンムアン空港の混雑が深刻化しており、同空港を管理する政府はワイドボディ機により混雑を緩和させたい考えを示しています。

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同空港の1時間あたりの発着処理能力は、52便となっていますが現在上限値まで達しており、混雑や遅延が深刻化しています。
また同空港は、これ以上の拡張が望めず今後も混雑が深刻化していくことが予想されていることから、機材を大型化させ発着枠を確保したい考えです。

ドンムアン空港は、年間利用者数3,000万人を想定した設計となっていますが、年末までに4000万人、2021年には4100万人、2023年には4500万人まで達する事が予想されており、ターミナル内の混雑も深刻化しています。既に混雑緩和へ向けた対策も進んでおり、出入国審査場の拡張や審査官の増員を実施していますが大きく改善されていないのが現状のようです。

今後はターミナル混雑の解決策として新ターミナルの建設も検討されていますが、タイの著しい航空需要の増加に施設側の対策が追いついていないのが現状となっています。スワンナプーム国際空港の建設で一時は廃港も検討されたドンムアン空港ですが、急激な航空需要の増加を背景に今日の混雑となっており、タイの目覚ましい発展を象徴するものとなっています。

現在新空港の建設も予定されており、新空港建設までは混雑の一途をたどることになりそうです。
参考記事:Bangkok Post
画像引用:AOT

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