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海上保安庁、昨年の台風21号の影響を受け関西国際空港の連絡橋に衝突したタンカー船の船長を書類送検

海上保安庁は27日、昨年9月の台風21号の影響で強風により流され関西国際空港の連絡橋に衝突したタンカー船の船長を書類送検したことを発表しました。

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昨年の台風21号の強風に流され、停泊していたタンカー船が関西国際空港の連絡橋に衝突したことにより関西国際空港の空港機能が停止し、連絡橋の完全復旧までは約7カ月の時間を要しました。

好調なインバウンド旅客を獲得していた関西圏で、旅客便の大半がストップしたことにより関西圏の経済に大きな影響を与え、海上空港の自然災害に対しての脆さを象徴する出来事でした。

当時、海上保安庁は関空島周辺に停泊してた周辺の船舶に対し関空島から5.5km以上離れるよう注意を呼び掛けたにも関わらず、タンカー船の船長は、約2km地点で碇をおろし停泊していました。
また、2つあるうちの1つか使用してなかったことが連絡橋への衝突を招いたとされ、タンカー船の元船長の男性(41)を業務上過失往来危険の疑いで海上保安庁が書類送検しています。

なおタンカーを所有する日之出海運は、碇を2つ使っても走錨は起きていた可能性があり書類送検は残念だとコメントしています。※走錨:碇を下ろしたまま流されること

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