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アエロフロートロシア航空、正式にB787型機をキャンセルへ

アエロフロートロシア航空は、2007年に発注したB787型機、計22機を正式にキャンセルすることが明らかになったとシアトルタイムズなどが報じました。

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これまで何度もキャンセルとの噂がありながらオーダーリストに載った状態となっていましたが、先月のニュージーランド航空の新規発注分の更新時にリストから削除されたことが確認されており今後正式なキャンセルのアナウンスが見込まれています。

アエロフロートロシア航空は、2007年にカタログ価格55億ドル相当のB787-8型機を18機、B787-9型機を4機発注しておりましたが、競合機となるA350-900型機も14機確定発注しており、来年にもA350の受領を開始する予定となっているほか、オプションで14機の導入が可能となっており最大28機の導入が予定されています。

ボーイングは55億ドルから27億ドルまで値引きしていたとの情報がありますが、アエロフロートはB787のキャンセルの決定に至ったようです。

現在ボーイングはB737MAXの問題も抱えていることから、B787を事業を支える機種として今後も同機の受注を伸ばしたい考えですが、今回のアエロフロートのキャンセルはボーイングにとって痛手となります。またボーイングはB787シリーズを計1,450機受注しており、これまで894機がデリバリーされています。現在受注残は556機とされていますが、現状の月産14機体制を維持するためにも今後2年で大量受注する必要があるとされています。
画像引用:Boeing

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