エミレーツ航空CEOのTim Clark氏は、来年受領予定のB777Xのボーイングが示している納入スケジュールに対し疑いの目で見ているようです。
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現在ボーイングが示しているスケジュールは、2020年までに納入し同年に定期路線への投入を可能とするもですが現状では、GE9Xエンジンのコンプレッサー(圧縮機)で異常が見つかったこと、耐久テストのうちの一つの気密試験において、試験機のドアが吹き飛ぶトラブルなど納入遅れを彷彿とさせる出来事が発生しています。
今週同CEOは、来年には一機も受領できないとの見解を示しています。先月にはボーイングとエアバスに対しエンジンの信頼性が低下していることから、カタログ通りの性能を満たしたエンジンを搭載した機体しか受け取らないと忠告しており、近年のエンジントラブルの多さにうんざりしているとコメントしています。
このような納入遅延が予想されることから、一部発注分をB787-9へ変更する交渉が行われているとされており、交渉の詳細はドバイ航空ショー(11月17日-21日)以降に明らかになる見込みとなっています。
なお、同社はB777Xを150機(777-8:35機、777-9:115機)ローンチカスタマーとして発注している。
参考記事:Reuters
画像引用:Emirates
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