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カンタス航空、超長距離便の試験飛行の内部の様子&一部音声データを公開 路線開設は2023年が目途

カンタス航空は、❝プロジェクトサンライズ❞と名付けた超長距離便となるシドニー~ロンドン・ニューヨーク線の開設へ向けた調査を行う試験飛行をニューヨーク発シドニー線として実施し、試験飛行の様子を公開しました。

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パイロットは4名がローテーションで操縦にあたり2名が客席でスタンバイし万全の体制で試験飛行に挑みました。今回の調査飛行は、B787-9型機のデリバリーフライトを兼ねて実施されAlan Joyce CEOをはじめとしたカンタス航空の社員など49名が搭乗し、総所要時間は19時間16分となりました。

またフライトには医療チームも搭乗し、長時間フライトがクルーや乗客の体に与える影響を調査しました。


通常の夜間フライトは、夕食はからサーブされ、その後消灯という段取りが通例ですが、今回は時差ボケを考慮しランチからスタートしその後6時間は客室のライトを点灯させフライトを行いました。

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画像引用:Qantas

試験飛行は無事成功し、Alan Joyce CEOは、超長距離フライトにはまだ課題が残るが今後の技術の進化がそれを可能することができ、私たちが行っている研究により、快適さと健康を改善するためのより良いサービスを提供することができるだろうとコメントしました。

今後は11月にロンドン~シドニー間、12月に再度ニューヨーク~シドニー間の同様の試験フライトを実施する予定です。

また定期便としての開設は、問題がなく進めば2023年となる見込みであることを明らかにしています。
試験時のコックピットの様子や一部音声データはこちら

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