イスラエルのエルアル航空の最後のB747-400型機は、昨日2019年11月3日のローマ→テルアビブ線のフライトをもって退役し、同社の全てのB747の退役が完了となりました。
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画像引用:EL AL Airlines
ラストフライトでは、客室乗務員がレトロユニフォームを着用したほか、フライトレーダー24の協力の下、航跡でスカイペインティングを描くパフォーマンスが行われ、多くの航空ファンが退役を惜しみました。
צפו בלייב במטוס הג׳מבו שלנו מצייר צורת מטוס בשמי הים התיכון✈️#elal747
EL AL אל עלさんの投稿 2019年11月3日日曜日
ローマからテルアビブに向かう途中のキプロス領空に差し掛かったところで同機は高度10,000ftまで降下し航跡で自身と同じB747を描きました。
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イスラエルにとってエルアル航空のB747-400型機は同国の歴史上でも活躍した機体となります。1991年にエチオピアで起きたクーデーターからユダヤ人を避難させる“ソロモン作戦”時に使用した機体で、ギネス記録となる1087人を1度の飛行で輸送し、B747の輸送力を見せつける出来事として語り継がれています。
הנה הוא מגיע 💙נחיתה אחרונה.#elal747 #rightnow
EL AL אל עלさんの投稿 2019年11月3日日曜日
最終フライトは予定通り順調に進み、ベン・グリオン国際空港に商用運航として最後の着陸を行いました。
🇮🇱 El Al flew its last Boeing 747 before retiring that aircraft from its fleet after 48 years in service.
On its final flight from Rome over the Mediterranean, it flew a path to sketch the outline of a 747 in tribute and was greeted by a water salute in Tel Aviv. pic.twitter.com/enqiPOL7YL
— air plus news (english) (@airplusnews_EN) November 3, 2019
エルアル航空は、B747-400型機の後続機としてB787-9型機を選定しており、来年に迫った成田線もB787-9型機で運航される予定となっています。
また1社B747のオペレータが減り、今後更にジャンボジェット機は貴重な存在となります。
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