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エアバス、A350を天津工場で最終組み立て行うことを中国側と覚書を締結 A320ラインも増強へ

エアバスは、A350の製造・最終組み立てを中国の天津工場 (FAL Asia)で今後行う事、既存のA320の製造ラインを増強する事を中国側と覚書を締結したことを発表しました。

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画像引用:Airbus

2021年にA320ファミリーの月産数を63機にするというエアバスの目標の一環として、天津工場のA320ファミリーの最終組立ラインは、生産を50%増加させ最終的に月産6機に増やす予定とすることが発表されています。

また新たにA350の最終組み立てを2020年後半から行うことが発表され、「コンプリーション・デリバリーセンター(Completion and Delivery Centre (C&DC) )」機能も備えます。同工場から生産されるA350初号機は2021年の納入が予定されています。

天津工場は、2008年9月の稼働以来、450機のA320を製造しており中国およびアジアのエアラインへ納入し実績を残し、2017年9月からはA330のC&DC機能も備え、年々事業が拡大しています。
なおA350XWBは現在世界の51の顧客から計913機を受注しており、エアバスのワイドボディ機の主力機として受注を伸ばすことが予想されています。

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