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香港航空、デモの影響を受けた収入悪化により従業員への給料支払いが遅延

香港航空は、デモの影響を受けた収入悪化により従業員への11月分の給料の支払いを遅延させていることが明らかになったと現地紙サウスチャイナモーニングポストが報じました。

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客室乗務員と海外スタッフには期日の通りの支払いとなりますが、それ以外のスタッフは12月6日に給料が支払われることが発表されています。
今回の給料の支払い遅れは同社従業員の約半数にあたる1,600名に影響を与えているとされており、今後も香港情勢が安定しない限り同様の事態が起こる可能性が高いと考えられます。

香港航空の給与支払い遅れが生じた理由の一つに現金の不足があり、これまで航空券の販売の売上に依存していたことから、情勢悪化により航空券が売れず現金が不足したものと考えられ、手元に残された現金に限りがあることもわかった格好となります。

既に香港当局は、先月末時点で同社に対し財務改善計画を要求しており、今後財務改善が見込めない場合はライセンスの取り消しもありうると警告していることから、今後当局が何らかの処分を科す可能性もあります。
画像引用:Airbus

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