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香港空港当局、香港航空の所有する7機を財産確保の目的で押収

香港空港当局は、先日運航停止の危機を免れた香港航空の所有する7機を財産確保の目的で押収した事を発表しました。

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当局が確保した機体は数カ月間運用されていない機体となり、現在の香港航空の運航に影響は出ない見込みとなっています。現在香港航空が所有する機体は12機が運用から外れていることが確認されており、2機のA320、6機のA330-200、4機のA350-900の内どの機体が対象となったのかは明らかにされていません。

今回の押収は駐機料の未払いが原因で条例に基づき財産を確保したとみられ、今後支払いがされない場合は裁判所に航空機を売却する手続きの承認を求めることができる決まりとなっています。

香港航空は、財務状況の悪化から運航停止が危ぶまれ香港航空当局より警告を受けましたが、同社の筆頭株主であるHNAグループが、中国開発銀行をメインバンクとし計8つ銀行からそれぞれ5億元、計40億元(約620億円)融資を受ける契約を締結したことから運航停止を免れています。

今後は長距離路線や不採算路線からの撤退を表明していますが、逃亡犯条例をめぐるデモの収束が見通せず、香港への旅客が大幅に減少していることから、今後業績改善を図れるかが注目されます。
参考記事:明報新聞網
画像引用:HongKong Airlines

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