FSC 航空ニュース

アイルランドのリース会社が香港航空をリース料未払いで提訴

アイルランドの航空機リース会社であるAwas Leasing One LLCは、2機のリース料未払いで香港航空をダブリンの裁判所に提訴したことが明らかになりました。

スポンサーリンク

2019年12月29日時点で未払い額は290万ドル(約3億)とされており、リース会社は契約違反を主張し、未払金の返済、利息、航空機の差し止めを求めています。

香港航空は、財務状況の悪化から運航停止が危ぶまれ香港航空当局より警告を受けましたが、同社の筆頭株主であるHNAグループが、中国開発銀行をメインバンクとし計8つ銀行からそれぞれ5億元、計40億元(約620億円)融資を受ける契約を締結したことから運航停止を免れています。

しかしながら香港航空は、香港空港当局に駐機料の未払いが原因で条例に基づき財産として航空機7機を確保されているほか、今回のリース会社からの提訴が続き、未だに財務状況を改善できていないことが浮き彫りとなっています。
今後は長距離路線や不採算路線からの撤退を表明していますが、逃亡犯条例をめぐるデモの収束が見通せず、香港への旅客が大幅に減少していることから、今後業績改善を図れるかが注目されていますが、引き続き利用者は不測の事態に備え注意が必要となる可能性があります。
参考記事:SCMP
画像引用:Airbus

スポンサーリンク

香港空港当局、香港航空の所有する7機を財産確保の目的で押収

キャセイパシフィック航空、香港航空の余剰パイロットを受け入れる意向を表明

香港航空、香港~成田・関西・新千歳・那覇線を減便へ ロサンゼルス線は運休とし全体で運航規模を6%縮小

スポンサーリンク