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贈収賄疑惑の調査で一時的にエアアジアの会長とトニーフェルナンデスCEOが幹部職から外れる

エアアジアのTony Fernandes CEOとKamarudin Meranun会長は、マレーシアの証券取引委員会による贈収賄疑惑の調査のため一時的に幹部職から外れることが明らかになりました。

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今回の疑惑は、エアバスが航空機販売において政府高官や航空会社の役員に対し賄賂を贈ったことの捜査からエアアジアとの関係が浮上しており、調査資料からは同CEOと同会長が180機の購入の見返りに2013年から2015年にかけ5,000万ドルをエアバスから受け取っていたことを指摘しています。

またこの賄賂は当時共同所有していたケータハムF1チームを通して受け取ったことが指摘されていますが、エアアジア疑惑を真っ向から不正を否定する声明を発表しています。

現在新型コロナウイルスの影響でエアラインとして困難な状況にあることから両氏ともアドバイザーとしてエアアジアに関与する予定となりますが、代理CEOはTharumalingam Kanagalingam氏が務めます。

また捜査にはマレーシア汚職防止委員会も参加する予定となっており、今後の捜査で真相が明るみになることが期待されます。なおトニーフェルナンデス氏は、エアアジアインディアの事業においても贈賄の容疑で召喚されており現時点では疑惑の人物となっています。
画像引用:Airasia

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