スペースジェット(旧MRJ)

スペースジェット、「PW1200G」の国内組み立て初号エンジンを搭載した飛行を実施

三菱航空機は、国内組み立て初号エンジン「Pratt & Whitney GTF™ PW1200G」を開発中の「三菱スペースジェット」に初めて搭載し、飛行を実施したことを発表しました。

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画像引用:三菱航空機

初回の飛行は、2月14日(金)(現地時間)に1号機(FTV1)に搭載され、アメリカの飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」にて行われ、三菱航空機の飛行試験チームがエンジンの基本機能(通常飛行)を確認し、エンジン及び機体の性能を確認しました。その後の飛行で、エンジンと機体の双方の性能が確認でき、今後数週間で国土交通省と米国連邦航空局が実施している型式証明(TC)飛行試験に参加する予定となっています。

三菱航空機社長の水谷久和氏は、「民間機向け航空エンジンを日本国内で組立て、飛行させることができたという事実は、高い信頼性の民間旅客機を開発しようとする当社にとって大きな一歩です。また、同時に私たちは国内民間航空機産業における、大変重要なマイルストーンを達成しました」とコメントしています。

三菱重工航空エンジン社長の島内克幸氏は、「我々が完成させたエンジンの初号機が飛行を達成したことを大変嬉しく思います。三菱航空機の完成機事業に加え、民間航空機エンジンの組み立てまでも日本国内でできるようになるということは、スペースジェットのサプライチェーンの信頼性向上に大きく貢献し、国内航空機産業の成長に向けて大変前向きで重要な意味がございます。今後とも、皆さんと共に努力していきたいと思います」とコメントしています。

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