イギリス・ロンドンのヒースロー空港の第3滑走路の建設計画をめぐり、控訴院は政府が承認した計画は違法であるとの判決を下しました。
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政府は2018年に混雑が深刻化している同空港の第3滑走路の建設を承認し、反対していた環境団体の訴えも裁判で勝訴しましたが、同団体が控訴し今回の判決に至っています。判決では、政府は地球温暖化対策に関するパリ協定に基づき判断する必要があったがそれを怠ったとし違法であるとしています。
政府は建設に賛成である姿勢は維持しつつも、空港と反対派の問題であるとし争う姿勢を示しておらず、今後は同空港が反対派と再度争うことが予想されています。
昨年末の時点では、当初の計画よりも遅れ2028年~2029年に新滑走路の供用を目指す計画としていましたが、今回の判決によりさらに遅れる可能性が指摘されています。
なお現首相のボリスジョンソン氏は、ブルドーザーの前に寝転んででも第3滑走路建設を阻止すると発言するなど以前までは反対派の人物として知られていました。
画像引用:Heathrow Airport
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