新型コロナウイルスの影響により、財務状況が悪化しているヴァージンアトランティック航空に対し、主要株主のデルタ航空は支援に参加しないことが明らかになりました。
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ヴァージンアトランティック航空のブランソン会長は、5億ポンド(約665億円)の融資を政府に求めていますが、政府は同氏が巨額の財産を所有していることなどを理由に拒否しているものとみられています。同氏は自身が所有する島を担保に入れ再度融資を求める意向を示していますが、融資が受けられない場合、倒産する可能性があることを同政府に警告しています。
同社の49%の株式を保有するデルタ航空のエド・バスティアンCEOは、CNBCの取材においてデルタ航空は既に外資規制の上限となる49%に達していることや、現在は自身のビジネスに集中して取り組み時期であり支援する立場にないとし、ブランソン氏と英国政府が存続に向け取り組むことを信じているとコメントしています。
また既にデルタ航空は、米国政府から54億ドルの補助金と融資を受けることが決定しましたが、救済条件にも外資への投資を禁止する項目があることから、支援に参加する事は不可能となります。
ヴァージンアトランティック航空の存続を巡っては、ブランソン会長と英国政府のどちらが折れるのかという形相となっており今後の行方に注目が集まります。画像引用:Virgin Atlantic
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