欧州大手LCCのライアンエアーのMichael O’Leary CEOは、機内でソーシャルディスタンスを確保しようとする動きに対し、強要される場合は運航を行わないと航空当局に対し警告しています。
スポンサーリンク
現在欧州内では、ソーシャルディスタンスを確保しようとする取り組みが盛んになり、当局が機内でも中央席を空席にすることを強制する可能性があることから同CEOは各国航空当局に対し、そのような規制が設けられた際は運航を行わないと牽制しました。また空席にしたとしてもソーシャルディスタンスは確保できないとし、代替対策として、乗員乗客の体温チェックとマスクを着用することには賛成するとしています。
ライアンエアーなどの多くのLCCが採用する機材の配列は単通路機のA320/B737となることから座席配列は3-3となり、仮に中央席を空席にした場合は最大でも搭乗率が66%となることから同CEOは、LCCのビジネスモデルが破綻するとしています。またアイルランド政府に対しては、そのような決まりを課す際は空席とする分を補償するように求めたことを明らかにしています。
昨年ライアンエアーは、年間で1億5200万人の旅客を輸送し各国の観光に貢献した実績があることから、規制当局がそのような判断を下すのか注目集まります。画像引用：Ryanair
スポンサーリンク
スポンサーリンク
