新型コロナウイルスの影響により、財務状況が悪化しているヴァージンアトランティック航空は、政府へ支援を求める方針から民間から買い手を募る方針へ転換する模様であるとTelegraphが報じました。
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同グループのブランソン会長は、イギリス政府に対し5億ポンド(約665億円)の融資を求めていましたが、政府は同氏が巨額の財産を所有していることや、税金対策を講じていることなどを理由に融資交渉が難航したものとみられています。
一時会長自身が所有ゆるカリブ海の島を担保に融資を求める動きもありましたが、現在のところ投資銀行のHoulihan Lokeyの協力の下、民間からの資金調達に焦点を当てているとされており、5月末を目途に出資者の選定を行う方針です。
ヴァージン社の立て直しを巡っては、推定47億ポンドの資産を有しイギリスで7番目に裕福な人物として知られるブランソン会長自らの資産で立て直しを図るのか注目されていましたが、現状としては民間からの資金調達を行い、見つからなかった場合は再度政府と交渉するものとみられており、会長自身の資産による立て直しを図る可能性は低いものとみられます。
なお同社に49%の出資を行うデルタ航空は、外資規制の上限に達していることから、支援を行える立場にないことを明らかにしています。画像引用:Virgin Atlantic
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