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B737MAXの3日間にわたる再認証テストフライトが終了

ボーイングとFAAは、運航停止が続くB737MAXの再認証試験を6月29日より3日間にわたり実施し、大きなトラブルもなく、無事テストフライトを終えたことが明らかになりました。

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テストフライトは、月曜日に約2時間、火曜日に約4時間、水曜日に約1時間30分実施され、今後の再認証に必要なデータ収集を行いました。

ボーイングは、問題が指摘され誤作動を起こしたとされる失速回避システム(MCAS)のソフトウェアを刷新していますが、主な変更点は、これまで機体の片側のAOAセンサー(迎え角センサー)から取得していたデータによりMCASが作動する仕組みでしたが、両側のAOAセンサーから取得するよう改修した点となります。

今後は取得したデータを分析する段階に移行し、安全性に問題が無いか評価を行います。その後パイロットのトレーニングマニュアルを作成し、その承認を得る手続きなどがあることから、商用運航が認められるのは早くとも10月以降との見方が有力となっています。

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