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イスラエル政府、エルアル航空を再国有化へ

新型コロナウイルの影響に経営状況が悪化しているイスラエルのエルアル航空は、政府が救済措置として国有化する見通しであることがわかりました。

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同社の経営状況は日を追う毎に悪化していることが伝えられており、現在はパイロット組合が、経営状況の改善を求めストライキを起こすなどし、運航が滞っている状況となっています。

政府はエルアル航空と協議を行っており、約2,000人の人員削減を条件に最大4億ドルの資金を提供することを予定し、同社の61%の株式を取得する見込みとなり、2005年以来に国有化される公算が大きくなっています。なお手続きは10月までに完了させる予定であるとされています。

同国のMiri Regev運輸大臣は、エルアル航空を破産させない方針を示しており、国有化はエルアル航空を滑走路に戻す最初のステップと発言したとされています。なお経営安定後は再度民営化することを視野に入れているとみられ、救済措置として一時的な国有化となる見込みです。参考記事:GLOBES 画像引用:EL AL Airlines

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