アイスランド航空は、客室乗務員の労働組合との団体交渉協定に合意できなかったことから、客室乗務員を全員解雇する予定で、その後のCA業務は、当面パイロットが担当することがわかりました。
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同社は、昨年から客室乗務員の労働組合(Flugfreyjufelag Islands / FFI)と賃金や休暇などの労働条件について協議を行い、先月ようやく合意に至ったものの、10日後に組合員の投票において反対票が過半数を超えたことから、事実上合意が無効となっています。
以上のことから同社は、客室乗務員を全員解雇するとしており、新たな客室乗務員を採用するまでの間は、現在新型コロナウイルスの影響により余剰となっているパイロットがCA業務を担当し、早ければ20日からパイロットがCA業務を行う見込みです。なお客室乗務員の業務においては、社内試験などは存在するものの、国家資格や免許はありません。
現在新型コロナウイルスの影響により運航便数が少ない上に、機内サービスも制限されていることから、今回の判断に至ったと推測されます。また世界的に航空従事者の解雇が進んでいることから会社側が雇用において買い手市場となっており、実際に2018年に廃業したWOWエアーの元従業員に接触していることが伝えられています。
参考記事: The Reykjavik Grapevine Photo : Icelandair
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