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アメリカ運輸省、中国エアラインからの増便申請を拒否

アメリカ運輸省(DOT)は、中国のエアラインから申請された既存路線の増便や新たな路線の就航計画を拒否したことが明らかになりました。

現在米中間のフライトにおいて中国側は、以下の路線を運航しており、この路線において増便申請が却下されたほか、四川航空と海南航空の申請も拒否された模様です。

◆中国国際航空:北京/首都~ロサンゼルス
◆中国当方航空:上海/浦東-ニューヨーク/JFK
◆中国南方航空:広州~ロサンゼルス
◆厦門航空:厦門~ロサンゼルス

今回拒否した理由は、あくまでも手続き上の理由とされていますが、米中関係の悪化による影響も否定できなのが現状となります。今年6月にはアメリカが中国エアラインの乗り入れ禁止を一時発表するなど、両国間の旅客便は不安定な状況が続いていますが、貨物便に関しては来週だけでも約120便の運航が予定されるなど、一定の需要があります。
参考記事:ch-aviation Photo :China Aviation Review

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