ボーイングは、当初計画を上回る人員削減として、新たに希望退職者を募ることがわかりました。
同社は今年4月に、新型コロナウイルスによる業績の悪化により全従業員16万人の10%の人員削減を行うことを発表しましたが、今回新たに2回目となる希望退職者を募り、当初計画を上回る人員削減を行います。また、対象者も民間航空機部門、サービス部門、オフィススタッフにまで拡張されます。
Dave Calhoun CEOは、人員削減について『残念ながら、現実に合わせ流動性を維持し、最終的な成長段階に戻るための必要なステップである』とコメントしています。また今後3年間で市場が大幅に縮小すると予想しているとしており、業績回復には時間を要することを示唆しています。
なお既に生産体制の縮小は発表済みで、開発中のB777Xのデリバリーも2022年となることが有力です。参考記事:CNBC Photo : Boeing