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ハワイアン航空、1,000人規模の人員削減を実施

ハワイアン航空は、新型コロナウイルの影響により約1,000人程の人員削減を実行することがわかりました。

同社は第2四半期の決算において約1億700万ドルの純損失であったことを発表した後、2,000人規模の人員削減を行う可能性を示唆していましたが、今回明らかになったのは約1,000人規模となっています。

今回対象となったのは、173名のパイロットと816名の客室乗務員となり、同社は早期退職制度などを用意したものの、パイロットの101名と客室乗務員の341名は、自主的なものではなかったとされています。

現在もハワイ州は、当初予定された陰性証明による外国人観光客の受け入れ再開が新型コロナウイルスの感染拡大によりできておらず、ハワイアン航空も多くの国際線を運航できない状態が続いており、今後も再開を見通せない状況が続いています。観光産業が主力のハワイ州においては、航空便の停止により甚大な経済的被害を受けており、長引くウイルスの影響で今後さらに雇用が失われる可能性が高まっています。参考記事:Staradvertiser Photo : Hawaiian Airlines

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