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シンガポール航空、傘下のシルクエア・スクートを含め従業員約4,300名の削減を発表

シンガポール航空は、傘下のシルクエア・スクートを含め、従業員約4,300名を削減することを発表しました。

これまでに早期退職制度などで削減された従業員を含め、新たに削減される従業員数は約2,400名になるとしており、総削減数は全従業員の40%相当となります。

今回の人員削減において同社は、見通せない将来に適応されるための措置としており、地域特性上国内線の運航ができないことから回復が遅れていることを理由としています。また2021年3月末時点で、新型コロナウイルスの影響以前の50%の運航率に満たない予測で、完全回復は2024年になるとし、今後数年間は以前よりも小型の機材を多く運用することになるとしています。

同社のGoh Choon Phong CEOは『貴重で献身的な従業員を手放すことは、私のこの会社の30年の経験の中で最も困難で最も苦しい決断です。これは影響を受ける人々の能力を反映したものではなく、航空業界を巻き込んだ前例のない世界的な危機の結果です。私たちはこのプロセスを公正かつ敬意を持って行い、この非常に困難な時期に彼らが必要な支援を受けられるように最善を尽くします』とコメントしています。Photo : Singapore Airlines

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