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カタール航空、10月中旬までに90路線週間650便まで拡大へ

カタール航空は、10月中旬までに運航ネットワークを拡大するほか、既存路線にて増便を行い90路線650便体制とすることを発表しました。

同社は、アンマン、エンテベ、ハノイ、セイシェル、ウィントフック、エレバン線の運航を再開しネットワークを拡大させ、クラーク、コペンハーゲン、ダッカ、マドリード、マンチェスター、マニラ、ストックホルム線で増便を行い運航便数を増加させる計画です。今回の発表に伴い、Akbar Al Baker CEOは、以下のようなコメントを発表しています。

『当社は燃費効率の優れた最新機材を保有していることで、お客様のご要望に迅速に対応することが可能です。現在のネットワークの再構築期間中は、路線再開だけでなく、お客様にご希望の時間帯に柔軟に旅行できるよう、可能な限り多くの便数を運航することに重点を置いています。
他のエアラインが運航を停止する中、我々は運航を継続したことからお客様の信頼を得ることができました。このパンデミックにおいて、どのエアラインよりも多くのお客様を帰国させてきましたが、入国規制が緩和されるにつれ、私たちは安全かつ確実に世界中の旅客を運ぶという基本的な使命に焦点を当て続けています。友人や家族との再会を果たせていない何百万人もの人々がまだ存在しており、当社のネットワークが拡大していることで、故郷への旅行や愛する人に会うための旅行の機会を提供できることは心温まる思いです』

同社は、新型コロナウイルスの影響により各社多くの運休路線を発表する中、路線維持(最低でも30路線維持)に努めた珍しいエアラインで、就航都市は一時的に世界最大のエアラインとなりました。コロナ終息後を見越した顧客の囲い込みを行っており、この戦略が今後の市場でどのような効果をもたらすのか注目されています。画像引用:Airbus

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