KLMオランダ航空は保有するA330型機の早期退役を検討していることがわかりました。
現在同社は、A330-200を8機、A330-300型機を5機を保有していますが、当初予定していた2025年の全機退役から前倒しすることを検討している模様です。
同社は、導入予定であったA350-900型機の導入を取り止め、代わりにグループ会社のエールフランス航空が導入予定であったB787-9型機を取り替える形で導入する計画に変更し、長距離用機材はB777とB787に集約する予定とし、ボーイング機に統一することでコスト削減を図る考えです。
新型コロナウイルスの影響により、保有機材を縮小し燃費効率の優れた最新鋭機を残し、機齢を重ねた機材を退役させる動きが加速しています。グループ会社のエールフランスは、A380を即時退役させるなど、エールフランスKLMグループはコロナを機に機材構成の再編成に着手しています。Photo : Airbus