金融大手のゴールドマンサックスは、近くキャセイパシフィック航空が約3,000人規模の人員削減を行うとの予測を示しました。
同社のアナリストは、シンガポール航空に類似した経営再建計画になるとしており、人員削減規模は約15%程となり全従業員2万人のうち約3,000名が対象になると予測しています。また経営再建にあたり、保有機材の調整や、資産の売却などを含めたものが発表されるとし、引き続き同社株式については売りを推奨しています。
先月中旬には、Ronald Lam CCO がリストラは避けられないとの見通しを発表しましたが、一部報道では、同社はキャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空には、合わせて約6,800名の余剰人員がいると見積もっているとみられるとしており、今後この余剰人員がリストラの対象になる可能性があるとしています。
現在のところ人員削減規模の報道にはバラつきがありますが、数千人規模の人員削減は避けられない見通しとなっており、近く正式な事業再建計画が同社より発表される予定です。参考記事:The Standard Photo : Airbus