デルタ航空は、保有するB777型機を10月末までに全機退役させることを発表していましたが、最終便は2020年10月31日を予定していることがわかりました。
同機の退役にあたり、締めくくりのフライトとして計2便を予定しており、1便は10月30日のアトランタ発ロサンゼルス行DL8787便、最終便は10月31日のニューヨーク/JFK発ロサンゼルス行DL8807便となります。
この退役プログラムは、新型コロナウイルスの影響を受け保有機材を削減する計画の一環として行われ、以前発表されたMD-88/-90型機に続くものとなります。これまで同機が投入されていた路線には後続機として、A350-900、A330-900neo、改修したB767-300ERが予定されており、日本路線においても機材変更が予定されています。なお同社は、今後2年半で計15機のA350-900型機の受領を予定しています。
5月の退役発表時には、同社のGil West COOが、COVID-19パンデミックの影響に対応するために、費用対効果が高い機材に切り替えているとコメントし、同機は1999年にデルタ航空に導入されて以来当時では就航できなかった長距離路線を開拓したとしてこれまでの功績を称えています。参考記事:AirlineGeeks Photo : DELTA