エティハド航空は、運航スケジュールからA380型機の運航を全て削除したことがわかりました。
同社これまで新型コロナウイルスの影響を考慮して直近の数カ月分のスケジュールを調整し、それよりも先のスケジュールは事業計画通りとしていましたが、現時点で予約可能な全てのスケジュール(11ヶ月先)からA380型機が削除され、同機が投入されていた多くの路線にはB787-9型機が割り当てられています。
先日airways magazineのインタビューで同社のVincent Frascogna 副社長は、保有する10機全てが需要が回復次第運航を再開する事を約束するとしていましたが、最新の経営陣の発言では、Tony Douglas CEOがA380型機の運航再開について、まだ決断に至っていないとし、運航再開に関して明言を避けたうえで、A380は余分な2つのエンジンがハンディキャップとなるとコメントしています。
これまでに同社からの正式なA380の処遇については明らかにされていませんが、現時点では長期保管、あるいは退役に向けたプロセスが進行しているものと推測されます。Photo : Airbus