マレーシア航空は、リース会社との交渉が難航しており、交渉が成立しなければ会社清算のプロセスに進まざるを得ないとしている模様です。
現在新型コロナウイルスの影響により資金難に陥っている同社は、親会社にあたるカザナ・ナショナルより追加出資の条件として、リストラを含めた経営再建計画をまとめ債権者と合意する事とされている模様ですが、リース会社との交渉が難航している模様です。
マレーシア航空側は大幅な減額を求めており、交渉が決裂すると資金援助を受けられず会社清算のプロセスに進まざるを得ないとしてリース会社に譲歩を求めています。しかしながら、リース会社側は提示内容を拒否したものとみられ、今後のマレーシア航空側の出方が注目されています。
現在同社は、毎月8,400万ドル(88億円)の赤字出ているとされており、財務状況の改善が急務であることから、近日中にリストラを行うものとみられています。また新型コロナ以前から経営状況がおもわしくなく、一時はエアアジアとの連携なども噂されていましたが、ウイルス問題により航空業全体が打撃を受けたことから、再建に目途がたっていないのが現状となります。参考記事:The Star StraitsTimes Photo : Airbus