EASA(欧州航空安全局)は、運航停止が続くB737MAXの運航再開を年内にも認める方針であることがわかりました。
これはEASAのPatrick Ky 事務局長がbloombergのインタビューで明らかにしたもので、改修された結果、十分に安全性が確保されているとして、年内にも運航が認められるとの見通しを述べました。
またさらに安全性を高めることを目的とした第3のセンサーとなる『シンセティックセンサー』の開発には24ヶ月かかるとし、2022年に納入が予定されているB737MAXには取り付けられ、その他機種にも後付けされるとの見通しが示されています。
B737MAXを巡っては、FAAの審査過程の問題が指摘されたことから、カナダ航空局やEASAは自らデータを収集し審査を行う考えを示していますが、国際的に信用力のあるEASAの審査が加わった事で、今後他国の審査機関が独自の審査を行わず、FAAの結果だけでなくEASAの結果も参考にすることで運航再開させることが予想されています。Photo : Boeing