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香港とシンガポールがトラベルバブルを運用することで基本合意 フィリピンは出国制限を解除へ

新型コロナウイルスの影響を受け、多くの国々が渡航制限を実施し世界の航空需要は急速に冷え込みましたが、ようやく回復に向けた具体的な動きが出てきました。

まず香港とシンガポールが隔離措置を設けないトラベルバブルを運用することで基本合意したことがわかり、12月にも開始する見込みです。
このトラベルバブルは、指定の航空便のみ利用が可能となり、両国で実施されるウイルス検査において陰性が確認された人が隔離免除対象となり、観光を含めた全ての目的で往来が可能となり現地での行動制限も設けません。

この運用方法は、今後多くの国がモデルとする可能性が高く、新型コロナウイルスの感染拡大を防いでいる国同士で徐々に通常の利用が可能になっていくものと推測されます。

またフィリピンは、現在不要不急の海外渡航を禁止していますが、10月21日より一定の条件下で海外渡航の制限を解除し、海外旅行も可能となります。
条件となるのは、往復チケットを保有していること、旅行健康保険に加入すること、旅行に伴うリスクを承諾したことにサインすること、出発の24時間以内に行われた抗原検査の陰性結果となります。ただし帰国時はウイルス検査において陰性結果を取得できるまで隔離施設で待機することが求められます。

今後航空需要は感染拡大を辛うじて抑え込んでいるアジアを中心に回復していくものと推測されており、今後増加する航空便に備えた空港の検査体制の拡充や、陰性証明書の取得のハードルを下げる取り組みが必要となると考えられます。Photo : Changi Airport

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