KLMオランダ航空は、保有するB747-400型機を2020年10月25日の運航もって完全に退役させる事がわかりました。
同社は、同型機を導入して50周年となる2021年の全機退役を予定していましたが、新型コロナウイルスによる旅客需要減退により、同機は早期退役を迫られ旅客便の運用は2020年3月29日の運航をもって終了しています。
しかしながら医療用品などの貨物需要が高まったことから、一時的に計3機のB747を貨物便に投入する計画へ変更し現在も運用を続けていますが、貨物需要が落ち着きを取り戻し、通常計画のB777やB787でカバーできる輸送量になる見込みから、10月25日をもって一時的なB747の復帰は終了となります。
10月25日には、輸送先から計2機(PH-BFV、PH-BFW)がスキポール空港に到着する予定であり、両機ともKL747便のコールサインとなる予定です。
新型コロナウイルスの影響によりB747やA380などの4発機は、早期退役を迫られる形となり、B747に関してはここ数ヶ月でカンタス航空とブリティッシュエアウェイズが予定を前倒しして退役させており、現在も運用されるB747は日に日に限られてきているのが現状で、残念ながらまた1社運航するエアラインが減ってしまいます。参考記事:nu.nl Photo : KLM