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ルフトハンザグループ、第2波の影響により運航便数を更に縮小し運航規模は1970年代の水準に

ルフトハンザグループは、新型コロナウイルスの第2波の影響により、当初計画よりも運航便数を更に縮小する計画であることがわかりました。

同グループは、ルフトハンザドイツ航空、ユーロウィングス、スイスインターナショナルエアラインズ、オーストリア航空、ブリュッセル航空の5社の冬ダイヤにおいて、当初の計画よりも125機を運用から外し地上駐機とする計画であることを社内向けに通知したことが分かっています。これにより大幅に運航便数が減少し、運航規模は1970年代と同水準となる見込みです。

現在新規予約数が激減しており、グループCEOのCarsten Spohr 氏は『冬はさらに大きな挑戦になるだろう。私たちは、パンデミックが始まったときには1時間ごとに100万ユーロを失う状態であったものを、今では2時間ごとに100万ユーロ失う状態まで改善したものの、状況は変わっていない』とコメントし、大きな改善がみられないことからから今後3万人の雇用が脅かされる状況となっています。

また先日発表した今後の機材計画においては、一部のA340-600型機とA380型機の運航復帰は、想定外に航空需要が回復したときのみとしていることから、現時点では運航再開は遠のいた状態となります。参考記事:Thelocal.de Photo : Lufthansa

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