統計

国交省、2020年第1四半期の国内エアラインの各種データを公開 新型コロナの影響で全路線が搭乗率50%未満 定時運航率トップはスカイマーク

国交省は、特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービスに係る情報(令和2年4月~6月)を公開しました。

【遅延率】※遅延便:出発予定時刻より15分を超えて出発した便をいう。

当期実績0.53%、前年同期10.72%、10.19ポイント減少


Photo:国土交通省

定時運航率のトップ3は、上からスカイマーク、エアドゥ、スターフライヤーの順となります。
またワースト3は下からスプリングジャパン・ジェットスタージャパン・ピーチアビエーションとなっています。

【欠航率】※対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。(夏期は沖縄路線等で台風の影響を受けやすく、冬季は北国等で積雪の影響を受けやすいなど。)


Photo:国土交通省

最も優秀だったのがスカイマークで欠航率0.06%、2位がピーチアビエーションで0.15%、3位がジェットスタージャパンで0.16%で最低がJALの0.84%でした。

【旅客数上位5路線】
1位 羽田-福岡
2位 羽田-那覇
3位 羽田-新千歳
4位 羽田-伊丹
5位 福岡-那覇

【利用率上位5路線】
1位 成田-新千歳 48.8% 
2位 成田-下地島 48.7%
2位 成田-福岡 46.6%
4位 成田-熊本 45.3%
5位 関西-下地島 42.4%

【搭乗率ワースト5路線】
1位 成田-新潟 3.2%
2位 成田-仙台 3.5%
3位 伊丹-隠岐 5.8%
4位 福岡-小松 6.6%
5位 新潟-那覇 6.8%

新型コロナウイルの影響を最も受けた時期のデータとなり、搭乗率が10%を切る路線が続出したほか、50%を越えた路線もなく航空業界に与えた深刻な状況を数字が表しています。このような中でも昨年の定時運航率ナンバーワンとなったスカイマークは安定して首位をキープしており、定時運航率が高いスカイマークの認知度が徐々に広がっている印象を受けます。

世界で最も忙しい国際線・国内線2019 日本からも多くの路線がランクイン

世界のエアラインの保有機数ランキングTOP20

国交省、国内エアラインの各種データを公開 遅延率のワーストワンはジェットスタージャパン 利用率トップ5のうち3路線がLCC路線