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オランダで立往生したルフトハンザドイツ航空のB747に離陸許可 最小限の燃料で離陸予定

ルフトハンザドイツ航空の計3機のB747-400型機がオランダのエンスヘデ・トゥエンテ空港で離陸の許可を得られず立ち往生している問題で、オランダ当局は例外的に同機に離陸を認めることがわかりました。

同社は、新型コロナウイルスの影響により多くの大型機材をベース空港以外で保管する措置をとりましたが、その内6機は老朽化していたことからオランダのエンスヘデ・トゥエンテ空港に航空機廃棄会社があることからスクラップを前提に同空港へフェリーしました。

しかしながら同社は、その内の3機をGEAviationMaterialsに売却しアメリカのモハーベ砂漠に移動させる計画に変更したため、10月26日にD-ABVPをフェリーフライトする予定としましたが、当局から運航認可を取得できませんでした。理由は同空港の設備がB747-400型機などの大型機の離陸安全基準を満たしていないことが理由で、同空港のB747型機の乗り入れはスクラップを前提とした着陸のみを認めているためとされています。

今回オランダ当局は、同空港と今後このような状況を生じさせないことを条件として、今回限りの特例措置として離陸を認めるとしたことが明らかになっています。同機のフェリーフライトにあたっては最軽量で離陸する必要があることから、2,406mの滑走路で最小限の燃料を搭載し離陸させ、1機は近日中にフェリーされ、残りの2機は年内に同空港を離陸することが予定されています。Photo : Twente Airport

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