FSC 航空ニュース

フィンエアー、新型コロナに感染した際に医療費を負担する無料の自動付帯保険サービスを開始

フィンエアーは、利用客が旅行期間中に新型コロナウイルスに感染した際に、医療費を負担する無料保険サービスを開始することを発表しました。

旅行中に新型コロナウイルスと診断された場合、医療費とフィンランドへの帰国費用として最大5万ユーロ、1日あたりの検査費用として100ユーロ支給するものとなります。この保険は既に予約済みの方を含み2020年11月3日から2021年3月31日までに予約した人が対象となり、自動付帯となるため予約者に手間は発生しません。なお保険対象は最初にフィンランドを出発する航空券となることから、実質フィンランド人が対象となります。

同社のTiina Tissari VPは、『パンデミック期間中の旅行には、新たな懸念や課題が伴うことを認識しているため、お客様には安全に旅行できると感じていただくことが重要であることから無料の保険を導入しました。これにより、フィンエアーのお客様は、旅行中にコロナウイルスに感染した場合の医療費や検疫費用の補償など、保険による安心感を得ることができます』とコメントしています。

このような保険サービスは、エミレーツ航空やヴァージンアトランティック航空、エティハド航空が実施しており、今後同様のサービスを提供するエアラインが増えることが予想されます。なお日本でもANAセールスが補償額が小規模ながらサービスを提供しています。Photo : Airbus

フィンエアー、ビジネスクラスの食事をスーパーマーケットで販売開始 ケータリングスタッフの雇用維持へ

フィンエアー、大阪/関西・名古屋/中部・東京/羽田線の運航は来春以降に延期

ANAセールス、パッケージ商品に新型コロナウイルス感染症に関する保険を付保 発症時2万円補償