エアアジアXがリース会社に対して航空機リース料が未払いとなったことから、今年8月にリース会社は同社を提訴していましたが、イギリスの裁判所は同社に対し未払いのリース料の支払い命令を下しました。
BOCアビエーションへは、4機の機材に関連して約2,340万ドルの未払いリース料と75,000ポンド(99,900ドル)の請求費用を支払うように命じ、ILFCへは2機の機材に関連して660万ポンドを支払うよう命じています。
なお対象機材は、BOCアビエーション分がエアアジアXが所有する3機のA330-300とタイエアアジアXが所有する1機とみられ、ILFC分がタイエアアジアXが保有する2機のA330-300型機とみられています。なおこれらの機材はエアアジアXの完全子会社のAAXLeasing Twoからリースされています。
エアアジアX側は、今回の支払い命令を受けてキャッシュフローは発生するが、運用上の影響はないとしています。また同グループは来年初旬からの運航再開を目指すとしていますが、計画が具体化しておらず、同時期の運航再開については懐疑的な意見があるのが現状となります。参考記事:Flight Global Photo : Airbus