ブラジル国家民間航空局(ANAC)は、ブラジルでのボーイング737-8 MAX型機の運航を再認可するための長期にわたる独自作業を終了し、運航再開を認可すると発表しました。
約2年のプロセスを経て、認証機関であるアメリカ連邦航空局(FAA)の承認を経てANACが修正内容の検証を行い、問題に対処するために実施された技術的な全てについてFAAの評価に同意するとし、安全性が確認できたとしています。
運航再開を認める航空当局はアメリカFAAに続き2カ国目となり、今後はEASA(欧州航空安全局)が2021年1月にも認可する見通しとなっており、その後も各国当局が相次いで認可するものと考えられます。
なお現在ブラジルで同機を保有するエアラインは、ゴル航空のみとなり、今後運航再開に向けて乗務員の訓練などに移行するものとみられ、早ければ年内にも同機の運航を再開するものとみられています。Photo : Boeing