2020年12月1日、スカンジナビア航空が長らく運用してきたA340-300型機が全機退役したことがわかりました。
既報の通り最終機となった『OY-KBM』が、同日にコペンハーゲンから最終保管場となるアメリカのピナル・エアパークに向け(ツートン経由)フェリーフライトを行い退役となる見込みであることをお伝えしていましたが、予定通りフライトを行い退役となりました。これにより同社のA340は全て退役したことになります。
同機の後続機にはA350が選定されており、現在運休中の東京/羽田~コペンハーゲン線は、今後A350-900型機で運航されることになります。
双発機のETOPS取得により、徐々に活躍の場を失っていった同機ですが、新型コロナウイルスの影響により想定よりも早く退役を迫られる状況となっています。なおこれまで東京/羽田~フランクフルト線に投入されていたA340-300型機は、本日の運航からA350-900型機に切り替わることになっており、日本でのA340の希少価値は益々増加しそうです。
Photo : SAS
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