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KLMオランダ航空の客室乗務員が、滞在先のシンガポールの隔離規則に違反し逮捕

KLMオランダ航空の男性客室乗務員は、先月滞在先のシンガポールにおいて、新型コロナウイルスの隔離規則に違反したとして逮捕されていたことがわかりました。

現在シンガポールが定めている運航乗務員の滞在に関しての新型コロナウイルス対策の規則は、到着から出発までの全期間において、ホテルの部屋に留まる事とされており、今回この規則に違反して、滞在先のホテルのロビーを歩いていたことから、隔離規則に違反したとして逮捕されました。当該客室乗務員は、現在も勾留中であるとされていますが、シンガポールのこの規則を認知していたかどうかは、現在のところ定かではありません。

同様の規則は、タイや中国でも適用されているとされており、運航乗務員はストレスの溜まる状況下での滞在が強いられていることがわかります。

なおシンガポールにおいては、今年4月にフェデックスのパイロットが規則違反し外出し逮捕され、4週間の懲役刑を受けています。参考記事:nhnieuws Photo : KLM

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