新型コロナウイルスの影響を受け、2020年6月に完全退役となったエールフランス航空のA380型機が中古市場で販売が開始されています。
販売されているのは、Dr. PetersGroupがエールフランス航空にオペレーティングリースしていた『F-HPJD、F-HPJE、F-HPJG、F-HPJJ』の計4機のA380となり、価格は公開されていませんが販売会社と売買交渉が可能となっています。また、これらの機体はリースも可能となっており、一括購入に躊躇してしまう方は、リースで手にするという選択肢もあります。
F-HPJDは直ぐに引き渡しが可能で、その他機材は来年の2月以降から引き渡しが可能となっています。このほかにも先日A380の運航終了を発表したハイフライ航空の機材もリストに掲載されていますが、この機材においてはウェットリースのみの受け付けを行っています。
現実的に考えると、新型コロナウイルの影響により同機を購入するエアラインが現われる可能性は低いと考えられ、今後これらの機体は、空に戻ることができるのか、それとも解体され中古部品市場に行くのか、はたまた個人や企業が所有し他の目的で利用するかなど、行く末は気になる点です。なおF-HPJJは、機齢が最も若く7年となっており、改めて同機が短命であったことを思い知らされます。
購入まはたリースを検討する方はこちらから交渉が可能となっています。Photo : Airbus