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ロンドン/ヒースロー空港、第4ターミナルの閉鎖期間を2021年末まで延長

イギリス・ロンドンのヒースロー空港は、現在閉鎖中の第4ターミナルを、2021年末まで閉鎖期間を延長することがわかりました。

ヒースロー空港の第4ターミナルは、今年5月のロックダウン時から閉鎖する事が決まり現在も閉鎖が続いていますが、2回目のロックダウンにより、先月の利用客が前年比88%減となったこともあり、閉鎖期間を延長する決定に至ったと考えられています。なお同ターミナル利用航空会社は、他のターミナルに移動するなどの措置がとられています。

周知の通りイギリスは、世界に先駆けて新型コロナウイルスワクチンの接種を開始したことから、今後感染が沈静化し航空需要も回復することが期待されています。しかしながら実際に多くの人々にワクチンが行き渡るのは2021年後半になるとみられており、仮にワクチンにより沈静化が図れたとしても、以前の様な航空需要の回復までの道のりは、まだまだ長いものとなります。

今回のターミナル閉鎖の延長は、空港会社も急激な需要回復を予想していないことを表すものとなり、先頭を切って、ワクチン接種を開始させたイギリスでも2021年の航空需要の見通しは決して良いとは言えない状況となっています。
参考記事:BBC Photo : Heathrow Airport

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