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キャセイパシフィック航空、2020年11月の搭乗実績を発表 乗客は前年比98.6%減 赤字幅も拡大へ

キャセイパシフィック航空は、2020年11月の搭乗実績を発表しました。

キャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空(10月に運航停止)の搭乗客は前年同月比98.6%減の37,815人となり、搭乗率は18.5%で平均して1日あたり約1,261人の乗客を輸送した計算となり、引き続き厳しい状況が続いています。

同社のRonald Lam CCOは、「本来であれば年間を通して旅行需要が高いシーズンですが、需要改善の兆しはまだ見られません。回復の速度が遅いことを考慮すると、12月にはパンデミック前の運航便数の約9%、2021年1月には10%をわずかに超えると予想しています。」とコメントを発表しています。

また2020年上期の最終損益は、99億香港ドル(約1350億円)と発表されましたが、下期はリストラおよび減損費用、ならびに年末のさらなる航空機の減損により、上期よりも赤字幅が拡大する見込みであることも明らかにしています。Photo : Airbus

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