中国東方航空は、コロナ禍の今年2月に設立された完全子会社の一二三航空(OTT Airlines)が、2020年12月28日より運航を開始することを発表しました。
同社は、上海虹橋空港を拠点とするリージョナルエアラインとして運航し、ビジネスジェット事業も同時に行う計画としている中国東方航空の完全子会社となります。なお便名も中国東方航空と同様のMUを使用することが発表されています。
機材は、COMAC(中国商用飛機有限責任公司)の機材が使用され、既に受領している3機のARJ-700型機で運航を開始し、2024年までには更に32機を受領する予定です。また、A320やB737と競合するC919*も今後5年で20機導入する予定しており、今後数年で急成長させる計画となっています。*2クラスの標準座席数が158席、1クラス最大が168席
コロナ禍で設立されたエアラインですが、現在中国の国内市場は前年比で8割以上の利用者を記録するなど、国内市場は順調に回復を続けており、国内線を運航するにあたり大きな障害は無い状態となっています。
なお中国東方航空は、吉祥航空をはじめとする複数社と、海南省を拠点とする三亜国際航空を設立することで合意しており、今後も新エアラインが誕生する予定となっています。Photo : bastillepost