エミレーツ航空は、今後受領を予定するボーイングが開発中の最新鋭機B777Xの路線投入を、2023年に延期することがわかりました。
現在エミレーツ航空は、合計126機のB777Xを注文しており、内訳はB777-9×101機、B777-8×25機となります。これまでの計画では、2022年に就航する予定であったことから、約1年程延期されることになり、延期は2度目となります。
Photo : Boeing
今回の受領延期がボーイング側の問題であるのか、あるいはエミレーツ航空側の要望であるのかは明らかになっていませんが、当初の2020年の就航からは大幅に遅れることになります。
なお同社は当初の導入予定数から、2019年に30機をB787-9型機に発注変更したほか、A350-900×50機は2023年からの受領を予定し、B787-9型機も2023年5月からのデリバリーを予定しており、2023年は新たに3機種が導入される年となります。またB777Xの一部機材には、先日A380の新造機に搭載れることが発表されたプレミアムエコノミーが搭載される予定となっています。
B777Xの受領延期は、キャセイパシフィック航空に続くものとなり、新型コロナウイルスの影響により最新鋭機の開発にも大きな影響が及んでいます。
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