タイ国際航空は、2021年1月2日までとなっていた経営再建計画の提出期限延期を破産裁判所に申請し、約1ヵ月の延長が承認された事を発表しました。
新たな期限は2021年2月4日に設定され、延期を申請した理由については、すべての債権者にとって公正な結果をもたらすためには、関係者が十分に検討し、事業再生計画を作成する必要があるほか、事業再生計画が債権者総会で承認されるようにするためには、事業再生計画案に定められた諸原則について、債権者や関係者と協議するための時間が必要であったためとしています。
タイ国際航空の法律顧問のKitipong Urapeepatanapong氏は、以前に同社の再建計画が最大で7年を要する見込みであることを明らかにしており、同社の経営再建は長丁場になる予想されます。
なお既に再建に向けた動きもで出ており、保有する不採算機材のリストを作成しており、A380やB747の一部大型機も売却される見通しです。Photo : Airbus