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ANA、最大2年間休職できる『サバティカル休暇制度』を導入へ

ANAは、最大2年間休職できる『サバティカル休暇制度』を導入することが明らかになったと共同通信が報じました。

サバティカル休暇は、長期勤務者に対し、使途に制限がなく職務を離れた長期休暇制度なり、使途に制限がある有給休暇などとは異なるものとになります。対象は、パイロット・客室乗務員・地上職の計15,000人の正社員となり、制度利用者に対しては、無給となるものの会社側が社会保険料を負担します。

現在もANAでは、新型コロナウイルスの影響により、多くの運航乗務員が一時帰休している状態が続いており、会社側としては人件費を削減できるメリットがあり、社員にもスキルアップを行う機会が確保できるなど、双方にメリットがあります。

航空業界がパンデミック以前の水準に回復するのは、2024年と予測されており、需要が回復するまでの期間はこのような制度を導入するなどし、雇用対策を行っていくものとみられます。

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