2021年2月1日、タイの観光・スポーツ大臣のPipat Ratchakitprakarn 氏は、ワクチン接種した観光客が通常入国できる取り組みを、早ければ4月中旬にも開始したいとの考えを示しました。
同大臣は、今年は500万から1000万人の外国人観光客がタイに入国することを目指しているとした上で、ワクチン接種者に対しては、現在の検疫措置となる14日間の隔離を免除する考えを示し、早ければ4月中旬、遅くとも5月には開始したいとしています。
また観光客の受け入れ再開においては、観光従事者へのワクチン接種も重要になるとし、バンコク、チョンブリー、チェンマイ、プーケット、クラビ、スラタニ、ソンクラーなどの観光従事者を中心に500万回分のワクチンを優先的に接種できるよう総理に要請する考えを示しています。
先日には、同国のYuthasakSupasorn 政府観光局長が7月以降にワクチン接種者の通常入国を認めること検討していることが明らかになりましたが、現時点で開始時期については足並みは揃っていないものの、早期に観光客を誘致する考えでは一致しており、今後議論が活発化するものとみられます。
タイ以外では、ギリシャ政府もワクチン接種者の検疫撤廃を掲げており、観光産業が盛んな国では、このような動きが加速することが予想されます。参考記事:Thaipbsworld Photo : AOT